Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

アセンション

今日は昇天祭 Ascension で休日です。木曜なので、金曜も休みを取って長い連休にする人が結構います。オランダでも同じようです。で、大学も図書館など全てが閉まってしまうようです。マテリアルを家に持ってきています。

僕が思うに、戦後60年間の国策だったのですから、これは政権が民主党であっても、自民党であっても、結果は同じものだったのでしょう。すべては通産省が決めたレールの上を強力に走り続けてきたのですから。そして、役人は過ちを認めようとはしませんし、まして責任はぜったいに取りません。

僕自身は1994年に欧州に移り住んだわけですが、90年代そして2000年代というのは欧州において代替エネルギーの躍進が目立った時期に相当します。あちこちにどんどん風力発電の塔が建てられ、テレヴィでも太陽電池の開発の進み具合がしばしば報告され、盛んに省エネルギーのエコ社会への関心が高まっていきました。それに慣れた僕の目には、年に一度日本に帰国するときに新聞やテレヴィの大手メディアを席巻する原子力関係の広告の洪水に違和感を覚えていました。

制御室の諸計器のアナログ度を見れば分かるように、原子力というのは既に過去の産物、過去のテクノロジーです。設計者の生き残っていないマシンを後世の人間が動かしているなんて、SF 映画・アニメの世界ですよ。すくなくとも『未来少年コナン』を見て育った僕には、そのようにしか感じられないのです。

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