Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

イワナ

Freitag2006-12-28

今日は20数年ぶりに、昔はカワゴエで教えていた小学校の担任の先生に会いに秩父の長瀞 (写真) に行ってきました。平野に住んでいる人間にとっては憧れの山や渓谷が非常に美しく、そこで食べたイワナの塩焼きは絶品でした。道中の電車の車窓から見た山々のある眺めは、何となくトスカナのそれとも似ていて、何だかイタリアみたいだなとつくづく思いました。平野で生まれ育って、さらに海抜の低い山のない土地 (ベルギー) に住んでいる人間にとって、山々のある風景は何とも言えない魅力があり、その憧憬がイタリアに住みたいと思う気持ちの根底にもあるのかな?とフト思いました。> イワナといっても釣りに行ったのではなく、長瀞の急流の展望できる料理屋でイワナの塩焼きを含む懐石料理を食べたのでした。


先生は、お雛様のようだと昔から僕の母親は繰り返しいう程の大ファンで、僕自身も寄る年波で先生が大きく変わっていたらイヤだなとか思っていたのですが、実際会ってみると昔のまんまの先生でした。僕も小学校の頃から全く変わっていないと言われました。そうです、昔からメガロ・マニアの生意気な小学生だったのです。> ウチに帰ってからアダム君と、その話をしました。確かにオッサンは入っていないですね、と。ま、世の中、子供から大人にならずにオジサン・オバサンになってしまう人が大半な訳で、そういう意味ではそのテツは踏んでいないと思います。というか、まだまだ夢を追いかける子供のままなのです。やっぱり、夢がなくっちゃね。


家に帰ってから、岡崎京子作のマンガ『テイク・イット・イージー』を読み直しました。ファンの間では評価は低めのようですが、これまた個人的には非常に気に入っている作品のひとつです。以前に触れた『ジオラマボーイ・パノラマガール』の予告編といった感じでしょうか?2つが対になっていて、ガールものに対するボーイものだと言えるかも知れません。アマゾンでも画像のない渋い作品です。