Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

ジオラマボーイ・パノラマガール

Freitag2006-11-23

下北沢の近辺に住んでいた大学生の頃は、アート系の絵の美しいマンガが好きだったのですが、スクリプトというか会話の方に惹かれたのが、岡崎京子作の『ジオラマボーイ・パノラマガール』でした。何だか感性がピッタリしたというか、とにかく魅了されたのでした。もう一回読みたいと思っているのですが、一時帰国したときにダンボール箱につめた荷物一式のなかに、はたして見つけられるでしょうか?


1990年に初めて日仏学院に通い始めてから、今の今まで幾つの語学のクラスに所属したことになるでしょうか?いつも思うことは、大人の語学教室というのは様々なバックグラウンドを持った異なる年代の人がごった煮のように集まるところということです。ノリの良いクラス、よそよそしいクラス、といろいろ経験しましたが、フランス語2つ目のクラスは週9時間コースで、本当にフランスに住んでやろうという気合の入った連中ばかりで楽しかったです。シェフを目指していたマサミツ君、美容師のエリちゃん、化粧品会社のマユミさん、正体不明のジョージさん云々と。誰かが、旅立つことが決まるたびに、皆で集まって食事会をして送り出したことを覚えています。そして、次は僕も行くぞ!と思ったものでした。学校とかバイトとかとは異なるごった煮環境をキョーレツに経験した宝物のような一年でした。ビステ先生は、いまごろどうしているのでしょうか?


しかし、最近「ムカシ」に回帰しているところはないかい?と自分に問い掛ける僕。