Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

病名

そろそろ読者の皆さんも、またか!といってウンザリしているころでしょうが、もうすこしだけ先日の話のつづきにお付き合いください。

 

英語の診断書をみると、最終的な病名は acute perforated gangrenous cholecystitis というようです。急性穴あき壊疽性胆のう炎とでも訳せるでしょうか?ネットで調べると、かなり死亡率の高い病気です。胆のうに石か砂がつまって炎症をおこすうちに、胆のうが破裂して穴が空き、部分的に腐りはじめていたようです。幸運にも、他の器官への影響はないようで、役立たずになった危ない部位だけきれいにとり除いてもらったので、いまでは安心して笑い飛ばせます。ちなみに、盲腸と一緒で、胆のう自体はなくても生活に支障はきたさないようです。

 

執刀医の先生はアメリカでも有数の専門家ですが、彼の長いキャリアのなかでもワースト10に入るものだったと言われました。10人のうち幾人かは助からなかったのでしょうから、本当に危ういところで生命をとりとめました。