Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

ケチはダメ

昨晩のロンの家でのパーティはなかなか盛大なものでした。特に奥さんのマドレーヌは料理研究家だけあって、非常に凝った手作りの品が次から次へと出てきます。16時から21時ということでしたが、参加者は好きな時間に現れ好きな時間に帰るというスタイルでも、常時40人から50人くらいいたでしょうか?僕も自分の家で大掛かりなパーティを何度か開いたことがあるので分かりますが、二人がかりで前の週から準備を始めて、かなり費用もかかります。しかし、これこそ究極のもてなし方だと思います。すべてのカギは、generosity にあるのです。やはり、stingy はいけません。


ジェネロジティの表現の仕方はいろいろあります。時間をかけて相手の議論の相手になってあげたり、相談に乗ってあげるのも、そのひとつですし、ランチを一緒に食べないかい?と誘ったり、帰りに一杯やろうよと相手を誘うのも、そのひとつです。 その際に、相手を invite する(日本語いうオゴルというやつです)のが、はやり正しい generosity の表現でしょう。


そもそも相手よりも良い給料をもらっていながら、自分の連れ合いの分まで出させてしまうようなケースは最悪ですし、完全に相手の中で自分の格を落とします。自分にも少しは出させて下さいと粘るべきでしょう。それがかなわない場合でも、ではデザート(あるいは食後酒)は自分に持たさせて下さいと提案するのが良いと思います(お金のない学生さんも、これくらいは言ってみるものです)。逆に、僕が非常にエレガントだと思ったのは、スペインでのことでした。お金のない学生さんのはずなのに、ウムを言わせないさりげない仕方で会計に貢献してきたのです。