カテドラルとシャンペンと

昨日はトニーの講演の後のアントワープ市庁舎内のレセプション室で行われたレセプションの方が良かったと思います。この町が非常に繁栄していた16世紀に建てられた建物内は、当時の絵画や壁画で埋め尽くされています。これはルネサンスです。たいへん眺めの良いヴェランダで、シャンペンを片手にカテドラルを背にして写真を撮ってもらいました。逆光で黒くなっていますが、ご勘弁を。

ところで、方々のコンフェランスに出かけては社交を繰り広げることに熱を上げる人々を、僕はコンフェランス・ピープルと呼んでいます。コンフェランス観光客と言っても良いかも知れません。で、なかでも発表も質問もしないで休憩のときだけ元気になる人は、特にコーヒー・ブレイク・ピープルと呼んでいます。

ゲントの同僚のマヌの家に泊めてもらっているのですが、昨日の晩は蚊のせいで夜中の3時に目が覚めてしまい、それからずっと眠れませんでした。今日は、そのせいかどの発表を聞いていても15分と持たずに居眠りを始めてしまいます。これはマズイと思い、午後最後のセッションをスキップしてマヌの家に帰って来ました。夕飯後の20時から ルネサンス期のユダヤ文化研究の世界的な権威ペンシルヴァニア大学の David Rudermann の記念講演があります。