Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

グルーヴィな大貫妙子

日本のレアグルーヴを掘り進める作業をつづけています。今日は、大貫妙子の初期音源を聞いてみました。以下のリストは、ヨーロッパ路線にひた走る前で、シュガーベイブの流れを感じさせる楽曲がメインです。最初の3曲は山下達郎が、後半の4曲は坂本龍一がバックアップしています。

なかでも、以前から知っていた曲ですが、20年ぶりくらいで聞いた「都会」は、すごくグルーヴィな完成度の高いアイテムだったのだなと再認識しました。> しかししかし、何度も聴きこんでいるうちに "Summer Connection" が良いと思うようになりました。

 

1. 時の始まり(Grey Skies, 1976)

2.  約束(Grey Skies, 1976)

3. 愛は幻(Grey Skies, 1976)

4. Wander Lust(Grey Skies, 1976)

5. Summer Connection(Sunshowe, 1977)

6. くすりをたくさん(Sunshower, 1977)

7. 何もいらない(Sunshower, 1977)

8. 都会(Sunshower, 1977)

フェイス・レコード@NYC

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土曜日の午後に、ブルックリンにある『フェイス・レコード』を訪問しました。渋谷や下北沢にある輸入レコード店のニューヨーク支店で、1年半前くらいにオープンしたようですが、日本のレコードに特化しています。

 

店内に入った途端、山下達郎の『ビッグ・ウェイヴ』がかかっていてビックリ。そこら中の壁もヴァイナルだらけで、日本にいたころに通った輸入レコード店の懐かしい景観ですが、どれも日本のアーティストたちのものというのが大きな違いです。

 

先に来店した髪を蛍光色に染めたオタク系女子二人が、いろいろ物色していました。早速のところ、僕たちも棚に手を伸ばしてみました。新着棚をみた感じ、山下達郎大瀧詠一YMO関係が目につきした。時間をかけてじっくり掘ってみたいですね。

 

僕が中学高校のころに持っていたアイテムに、高値がつく時代となったのですね。日本のものはもう聞かないだろうと、ほぼ全部を処分してしまったことが悔やまれます。

 

ここのところ個人的に熱を入れている70・80年代の日本産ソウルについて、店員さんたちとちょっと会話をしました。欲しいものをリストにしてもっていけば良かったです。メアドを渡したら、すぐに連絡をくれました。さすが!

https://www.facebook.com/FaceRecordsNYC/

 

 

 

 

ファンキーな荒井由実

70年代の荒井由実ユーミン)についても、ファンキーなアイテムを探して掘り進んでみました。以下が、僕のチョイスです。ティンパン・アレーがバックの演奏を支えているのも当然ですが、山下達郎がコーラス・アレンジやカッティング・ギターなどで参加しているところがミソです。なかでも「影になって」の完成度は高いと思います。

 

1. 生まれた街で(Misslim, 1974)

2.  あなただけのもの (Misslim, 1974)

3. コバルト・アワー(コバルト・アワー, 1975)

4. 卒業写真(コバルト・アワー, 1975)

5. さざ波(14番目の月, 1976)

6. 中央フリーウェイ(14番目の月, 1976)

7. 天気雨(14番目の月, 1976)

8. 影になって(悲しいほどお天気, 1979)

9. 78(悲しいほどお天気, 1979)

 

MISSLIM

MISSLIM

 
COBALT HOUR

COBALT HOUR

 
14番目の月

14番目の月

 
悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本産ソウル

じつはここ数年、1970・80年代の日本産ソウルが世界的に注目されているということを知りました。例えば、これはイギリスのDJによるコンピレーション(2016年)。

LOVIN' MIGHTY FIRE: NIPPON FUNK * SOUL * DISCO 1973-1983

LOVIN' MIGHTY FIRE: NIPPON FUNK * SOUL * DISCO 1973-1983

 

 

フラッパー

吉田美奈子のアルバム『フラッパー』(1976年)では、山下達郎が手がけた「永遠に」も良いのですが、個人的には「朝は君に」がソウル・ミュージックとして完成度の高いアイテムだと思います。 

FLAPPER

FLAPPER

> さらにいろいろ掘り進めて、70年代・80年代の音源を中心にプレイリストをつくりました。ご機嫌です。 

1. 朝は君に (Flapper, 1976)

2. 永遠に (Flapper, 1976)

3. 恋は流星 (Twilight Zone, 1977)

4. 愛の炎 (Let's Do It, 1978)

5. 雲 (Let's Do It, 1978)

6. Lovin' You (Monster in Town, 1981) 

7. 頰に夜の灯 (Light'n Up, 1982)

8. Gifted (Dark Crystal, 1989)

9. 午後の恋人 (Gazer, 1990)

10. Ain't No Montain High Enough (Minako II, 1975)

 

 

流星都市

以前に、菊地原君から小坂忠をオススメいただいたのですが、残念ながら最初に聞いた「しらけちまうぜ」は、いまいちピンときませんでした。ところが、同じくアルバム『ほうろう』(1975年)に入っている「流星都市」を聞いたら、これは素晴らしい! しかも、2010年に再ミックスされたゴスペル風の新ヴァージョンよりも、1970年代のトツトツとしたヴォーカルの方がだんぜん良いですよ。

 

リズム隊は、細野晴臣林立夫というティンパン・アレー組。ということは、ティンパンにもソウルな楽曲があるのですかね?でもブラジルやラテンの気がするのですよね。

 

 

 

はちみつぱい

ここのところ、はちみつぱいの『センチメンタル通り』をよく聞いています。もちろん初期のムーンライダースに通じるものも多いのですが、なにが特別なのかずっと考えています。ひとつ思い浮かんだのは、BPMが低めでタメの聞いた楽曲展開のなかでも、ベースの存在感が大きいのかなと。ウィキなどの記事でも、ベースにはまったく触れられていませんが(しかし本当にウィキの記事って、トリヴィアなことばかりで、音楽の分析がないですよね)。

 

センチメンタル通り

センチメンタル通り