Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

すこしずつ

やっと少し落ち着きました。夏のあいだはまったくといっていいほど出来なかった紙のうえの文字を追うことも、すこしずつ出来るようになってきました。

 

昨日リヴィングの床に置いておいたネズミ取りのパックが見事になくなっていました。必殺のもので、自分の巣に帰ってから身動きが取れなくなってお陀仏になるもののようです。

 

午後には、ネズミ騒動も後片付けのために掃除をはじめました。いろいろな旅先の宿舎からもらってきた石鹸のコレクションを食べていたようで、部屋のあちこちに石鹸の入っていた紙とかじられた石鹸がみつかりました。タオル類や客人用のベッド・カバーなど、この際ですから思い切って捨てることにしました。

 

このあいだ見つけた、アメリカの研究にもとづいた記事「失われた20年はウソ」によると、バブルがはじけた後の失われた20年といわれる期間、じつは日本の労働生産性は大きく向上したのだそうです。産業や経済の構造のせいで国力が落ちているのではなく、問題はやはり労働人口の増加が停滞していることにあるのだとか。要するに、社会の高齢化と少子化のインパクトが出てきているということなのです。もっと調べてみないと分かりませんが、ちょっと合点のいく説明でした。> 若い世代が安心して結婚して子供を産める環境を整備することを、もっと真剣に政府は考えるべきでしょう。いろいろな議論や政策にも、そのへんが見えてきません。