風の谷のナウシカ
今夏は、一時帰国して時差ボケが治るまでの期間に、『陰陽師』か『風の谷のナウシカ』のどちらかを読み直してみようと思っていたのですが、結局のところ後者を全7巻とおして読みました。
じつは、ごくごく最初の方は、雑誌『アニメージュ』に連載されているときに読んでいました。しかしうろ覚えだったのですが、しっかりと読んだのは第5巻までで、どうやら第6巻と第7巻は目を通してもいなかったようです。僕は1994年に日本を離れたので、出版されたときには読めずに、あとで一時帰国したときに入手しただけで、荷物のなかに埋もれていたようです。一昨年、そうした昔の蔵書の大半を電子化したので、大きな時空の隔たりを飛び越えて、やっとのことで読んだことになります。
やはり良いですね。僕はオリジナルのマンガの方が好きで、それに比べると劇場版のアニメはイマイチだと思っています。
ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/10/31
- メディア: コミック
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南の楽園か
なかなか楽しみです。台風が来ないと良いな。
Mastercuts Classic Soul
このコンピ、ずっと真面目に聞いてなくて、いま手にとって初めて気がついたけれど、Soul II Soul の Jazzie B によるセレクションだったのですね。どうりで、好きだと思いました。「古典ソウル」と謳ってますが、ソウルの黄金期よりも少しあとのディスコの全盛期の、70年代後半から80年代のシルキーな音です。Jazzie B にとっての「ソウル」でしょうね、納得です。彼がクラブで DJ をするときは、こういうのをプレイしていたのでしょうね。行ってみたかった。
僕のもっているのはバッチリな状態のものですが、良い状態のものはアマゾンの中古市場で3500円から6000円と、けっこう良い値段がついてますね。今はなき渋谷・西武の輸入CD店 Wave で、2000円前後で入手したのではないでしょうか?あのころは、気を失って、はっと気がつくと、Wave 店内にいる自分を見つけることがよくありました。
- アーティスト: Various
- 出版社/メーカー: Mastercuts
- 発売日: 1997/05/19
- メディア: CD
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この英国のマスターカット・シリーズは、ダンス・ミュージックのコンピにしては品格のあるジャケット・デザインで、各曲のデータもしっかりと入っているので僕好みでした。
ディープ・クリーニング
朝9時の予約で歯科に行き、アメリカならではのディープ・クリーニングの2回目、左側の上下を施術していただきました。麻酔のおかげで痛みは感じませんでしたが、4時間ほど経過しても、まだなんとなく麻酔が残っていて、浮ついたような奇妙な気分です。ディープ・クリーニングは、歯ぐきのしたに隠れている歯石をとり除く荒療治ですが、遺伝的に入れ歯にお世話になりやすい家系の人は、年をとってから入れ歯になる確率を下げられるようです。
ジョージ・クリントン
ジョージ・クリントンのコンサートを初めて観て、かなりの衝撃を受けました。音楽については、昔からそれなりに知っているので驚きはないのですが、彼の生きざまというかスタイルに衝撃をうけたのです。舞台を提供して、ショーの中身の大きな流れを統べていますが、若手に好き放題にさせているという感じがします。ステージの真ん中にイスをおいて、ドーンと座っています。ときどき立ち上がって各人と絡むのですが、とにかく本人が終始ニコニコと楽しそうなのです。
翌日となった今も、ずっと考えています。
至福の瞬間
まだ良い写真が撮れていないので、インパクトは弱いかも知れませんが、忘れないうちにここに書いておきます。
数年前から家の周りにいるリスたちのために、エサとしてピーナツを中庭の窓ぎわに置いています。リスは、人が近づくとすぐに逃げてしまうほど警戒心の強い生き物ですが、それでも辛抱づよくピーナツをやり続けていたら、3週間くらい前から僕が中庭でイスに座っていると足元近くまで近寄ってくるようになりました。こちらが身動きしないで、じっとしているあいだは、怖がらないようです。
そしてある朝、窓ぎわで床に座ってピーナツを見せたら、一匹が恐るおそる近寄ってきて、ついに僕の手から直接にピーナツを取りました。不思議なことに、それを遠目に見ていた残りの4・5匹も同様に、僕に近づいて手から直接にピーナツを取るようになりました。なんという変わりようでしょう!これには驚きました。
それから1週間、いろいろな方法を試しています。中庭のイスに座ってパソコンをいじっていると、いつのまにか近くにやってくるので、手から直接にピーナツをあげるようにしています。みんな優しく口でくわえていきます。あんがい猫などよりも、ずっとソフトな対応です。
ある日には、いつものリスたちの他に、ずっと小型のシマリスがきて、さらに火の鳥を思わせる真っ赤な小鳥タナジャまで降りたちました。この家の中庭が、小さなエデンの園ではないかと勘違いするほどの至福の瞬間でした。