Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

台風で被災した友人

先日の台風で、千葉の南房総地方に甚大な被害があり、館山にひっこんでいる僕の長年の友人(あえて名前は出しませんが、地球好きの方)も、被災したと聞いて心配していました。停電でネットもなければ、風呂にも入れない。ガソリンも入手しずらいと聞きます。身動きのとれない家族もいれば、お寺という投げ出せない職責も抱えています。さぞ大変だろうと想像します。

 

アメリカからは距離もあるし、プライヴェートのことでSNSで大っぴらに救助の要請もできず思案していましたが、思いあまってツイッターで支援を募ったところ、アダム君がボランティアで行ってくれることになりました。日帰りの強行軍で神奈川から南房総まで踏破し、瓦礫の片付けを手伝ってきたという報告をうけました。ありがとうございます。よるべない、やるせない、どん底の精神状態にあるであろう友人夫妻にとって、気持ちだけでも心強かったと思います。

 

どんな組織でもトップが無能だと、いくら有能な人材を抱えていても、全体がおかしくなってしまいます。千葉県も無能な知事を抱えていますし、国全体でも話は同じです。大阪、熊本、愛媛、そして千葉と、ずっと似たような状況がここ何年もつづいています。自己責任でどうぞって、これは棄民でしかないですよ。人権にたいする意識がまったくなっていない現状には、本当に悲しくなります。大手メディアも政府や自治体にとって不都合なことは、何も語らなくなっています。

 

皆さん、これが普通、どこの国でも同じだと思って騙されてはいけませんよ。先進国だったら、政府が手厚い保護の手をまっ先に差しのべようとするのが当たり前なのです。