赤字
最近知ったことに、日本との貿易赤字に眼をつぶる代償に、金融資産を米国に還流させるという仕組みをアメリカが許容して、それが30年くらい続いていたようです。それで潤ったのがウォール街の投機家たちと、彼らに支えられたクリントンをはじめとする人々です。
その仕組みの代わりに、アメリカ政府は赤字そのものを減らす方に舵を切ろうとしているわけですが、車と農産物だけで対日貿易の赤字が解消するのかと疑問を持っていました。
日本政府は北海道を中心とする農業を犠牲にして自動車産業を守るようだと言われていましたが、ここに来てアメリカに自動車工場を膨大な日本の税金でつくるというニュースが飛び込んできました。
おそらく、メディアがちゃんと情報を与えない状況では、大半の国民がことの重大さを理解できず、そのまま通る気がします。