Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

アメリカの医療

幸か不幸か、なにかと今年はアメリカの医療について体験する機会に恵まれています。

 

今春、かかりつけの医師をきめたときに、年齢的に大腸がんの検診をうけることを薦められました。そのときは胆のうの手術をしたばかりだったので、半年ほど延ばしてもらい、今日それを受けてきました。前々日から食事制限がはじまり、前日は下剤を大量のゲータレードに溶かして飲むという苦行をおこない、半分フラフラの状態で今朝をむかえました。

   

朝7時の予約時間に到着してチェックインし、個室にとおされて病院着に着替えます。すこし待ったあとに施術室にベッドごと移動して、全身麻酔をかけられました。カメラで体のなかを覗くわけですが、麻酔のせいで何も感じませんでした。名前を呼ばれて目を覚ましたときには、到着から2時間が経過しており、すべてが終わっていました。

 

アメリカの医療は、僕が加入しているオバマ・ケアという保険制度を使っても、料金が日本より3倍くらい高額です。しかし、それ以上の最先端の医療技術とサーヴィスを受けられます。あらゆる検診の結果は、ほぼその日のうちか翌日に、カラー写真や簡単な説明とともにオンラインの個人アカウントからチェックすることができます。今回は「問題なし」で、優良ということでした。こういう検査はもうやりたくないのですが、つぎは約10年後です。

 

そうそう、今日は全身麻酔をしたので車の運転がダメなのは理解できるのですが、「なにかの決断もするな」といわれたのは面白かったです。