Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

アメリカの歯医者

アメリカの歯医者さんを試してみました。べつに虫歯などで歯が痛いわけではありませんが、定期検診をかねて診てもらいました。日本とアメリカで歯科医の免許をもっている先生で、言葉の面でも安心です。

検査の結果ですが、もちろん虫歯はありません。安心しました。歯石をとってもらいましたが、痛みを感じなくなるジェルを塗ってから処置をおこないます。

日本とアメリカの大きな違いは、日本では診ないような深いところまで最新鋭の機械でチェックしてくれることです。それで分かったことは、僕の歯を支えている歯茎まわりの骨の30パーセントくらいがすでにやられている点です。

虫歯もないキレイな歯をしているのですが、年齢を重ねると歯茎の方がダメになってしまうという話は、以前から聞いていました。おそらく遺伝なのでしょう。漠然と想像はしていましたが、そのメカニズムがわかるX線の写真データを動かぬ証拠として目の前に出されたら、もう疑う余地はありません。

ディープ・クリーニングという処置をうけることになりそうです。すでにダメになってしまった部分はとり返しはつきませんが、これからのさらなる進行を遅くすることはできるようです。4回のセッションにわけて麻酔をかけておこないます。まずは、保険会社のゴーサインが必要なようです。

費用もそれなりにかかるようですが、義歯や入れ歯などよりはよっぽど安くすみます。むしろ静かに進行している悪い箇所に光をあてることができたので、嬉しい気持ちです。このまま10年、15年と気がつかずに放っておいたら、手遅れになっていたでしょう。それはよろしくありません。

日本に帰るたびにかかりつけの歯科医で定期検診をうけていましたが、そこではこういった目に見えない深い部分のチェックはしてくれませんでした。やっぱり歯科のテクノロジーは、アメリカの方がずっとずっと先をいっていると思います。