Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

映画のような謎の大家

自分用のメモとして書いておきますが、6月初めに届いた税金の確定申告書を郵送しました。30日必着なのです。

 

税金の申告書を出そうと郵便局に向かおうとしたら、ドアの前に金髪でカラフルなサンドレスを着た、よく日焼けした裕福そうな女性がたっています。あまりに場違いです。そして中庭に入って写真が撮りたいと言います。建物を買いたいのかと聞くと、それは不可能だ、この建物は裁判所に差し押さえられているといいます。ああ、裁判所関係の人(弁護士や裁判官など)だなと思い聞いてみると、そうだと応えます。ちょうど良い機会だと思い、いつまでこの建物に住んでいられるのか聞きました。その話の流れで、どうも挙動不審だった大家について教えてもらえました。脱税の容疑で税務署から追いかけられている大家は、じつは他に幾人もの人を騙してドミニカ共和国に逃避しているということです。なるほど、いろいろ合点がいきました。まあ、僕はたんなる間借り人なので、われわれには強制退去などはないことが分かり安心しました。しかし、世の中には映画のような話があるものですね。