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海外暮らし あしかけ25年

『報道特集』の人質事件についての番組

2月7日付の TBS の『報道特集』による人質事件についての特集を運よく見ることができました。これは気合の入った、本当に素晴らしい内容でした。良質なジャーナリズムとは、こうであるべきなのです。皆さんもぜひネットで見つけてみてください。なかでも、外務省の在ヨルダンのシリア担当者が、イスラム国に日本語で意味不明なメッセージを送っていた点は呆気にとられました。いまの外務官僚は本当にレヴェルが低いと思わざるをえない場面でした。なお、ジャーナリズムや民主主義を理解していない輩が、TBS に電話クレームの攻勢をかけてきているようですが、番組担当の皆さんは負けないで頑張ってほしいものです。

 

これとはなんとも対照的な事例として、この週末には、なぜ朝日新聞が一連のバッシング騒動の発端となった記事の取り消しをおこなったのかを知りました。第2次安倍内閣の発足を機に、国会での証人喚問などをされることを恐れた元社長が、首相に取り入って記事の取り消しで保身をはかったことが発端だったようです。しかし、首相は社長の思惑どおりに動いてくれず、社長はますます窮地に陥れられたということのようです。なんだなかあ、といいたい話です。