Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

ボストンからニューヨークへ

8時にアンドリューの家をたって地下鉄に乗りボストンの空港を目指しました。10時半のフライトで、まずはニューヨークへ。定刻どおり12時に到着。機内ではよく眠ることが出来ました。つぎは、8時間後の20時のフライトで欧州を目指します。待ち時間のあいだ、いったん町に出て、なにか美味しいものを食べようかなと思っています。しかし、ジェットブルーの第5ターミナルは無料の WiFi があって素晴らしい。

 

ニューヨークの町に出て、トンコツ・ラーメンとチャーハンを食べてから、23番通の酒屋に八海山を買いにいきました。大きな荷物もあり、雨が降っていてちょっと辛かったです。その後は空港までとんぼ返り。17時から20時のフライトまで、じっくりと待ちました。しかし、デルタの第4ターミナルには有料の WiFi すらありません!いまどきの時代、どういうことなのでしょうか?

 

ついに秘密保全法がとおってしまったのですね。スパイ行為の防止を防ぐことを名目にはじまった話だと思いますが、できあがったものは中身も、それを決めるプロセスも民主主義とは対極にあるものです。これは戦後の民主主義に終止符を打つ行為だと思いますが、結局は戦前のレジームに戻ろうとする安倍政権を選んだ国民がそれを許したわけで、国民の側に責任があるのでしょう。

 そもそも、あれだけのひどい原発の問題があった後に、原発推進派の人たちばかり選挙に当選する様子をみていて僕は、根本的な問題がいまの有権者の側にあると感じていました。今回の件は、その延長線でしかないのかもしれません。

 しかし不思議なのは、これは10年前のブッシュ政権を思い出せる流れだということなのです。アメリカではそれに皆がこりごりしてオバマを選んだという経緯があります。どうして、他で否定されたものを今頃になって繰り返さないといけないのでしょうか?

 政権と結託していることで健全なマスメディアの機能が働いていないせいで、知る権利を制限されている国民は、まともな判断が出来るわけがなく、そこは分析能力や判断力がある知識人たちが声をあげないといけないのだと思いますが、僕の周りを見ても問題意識をもって発言している人はほとんどいないという状況です。