Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

いちおう無事に過ごしております

いろいろ不安はあったのですが、いちおうカワゴエでは無事に過ごしております。家のなかではツエなしで移動しています。

 

今日は朝から晩までテレヴィではオリンピックが2020年に東京で行われることになったことを繰り返しやっています。ご多分にもれず、世の中は浮かれ騒いでいますが、すべてがコントロール下にあるなんてあからさまなウソを、なぜ首相は臆面もなくいえたのだろうか?とそればかりが気になりました。本気でそう思っているような表情でした。役者なのか、バカなのか。

 

被爆国であり非核三原則をもっている日本が、率先して国外に原発プラントを輸出するということは、倫理的な問題があると思っていました。さらに驚いたことに、近ごろ聞いた話では、将来プラントの輸出先の国々で出た核のゴミはすべて日本が引きとって「処理」(もちろん日本では処理法は開発されていません)をするという約束になっているようです。つまり、これは日本自身が核のゴミ捨て場になることをセットにした計画であり、子々孫々にまで大きな影響を与える問題であることがわかりました。もちろん今この計画を進めている人々は将来の責任はとりません。これって、あまりに無責任じゃないですか!?

 

しかも、やはり国は鹿児島県の南大隅町を核のゴミの最終処理場として狙っているようなのです。青森の六ヶ所村といい、鹿児島の南大隅町といい、なぜ都市から非常にとおい過疎地ばかりを狙い撃ちにするのでしょうか?「フクシマ」の例を見ても分かるように、安全だ安全だといいつつ、札ビラで心の弱い人びとの顔を叩いて、はては文句をいわせないように地方自治体にとっての麻薬ともいえる補助金漬けにし、いざなにか問題があったときは知らんふりを決め込むにきまっています。そんなに安全というなら東京湾のど真ん中や国会議事堂の横につくればいいではないですか?