Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

カモの一家

今日は吹雪いております。あたり一面の雪景色で、外気は零下になっているのかもしれません。なぜか、街中なのにカモの一家が道を歩いています。雪のせいでウチの周りを水辺と勘違いしたのでしょうか?

冷戦終結後はリベラルの存在意義が問われ、価値観の細分化とともにどんどん仲間割れを続けて弱小化していくなかで、フランスでは右翼のサルコジ政権が出現したことを良く覚えています。イタリアでも同様にしてベルルスコーニが力を持ったのでした。いま日本で起きているのも、そういうことなのでしょう。次から次へと生まれる弱小のミニ政党が力を結集できずに票を食いあうのです。そして、比較的少ない得票数でも結集のできた党が政権を握ってしまうのでしょう。フランスもイタリアもその状態をなんとか克服するのに10年くらいかかったと思います。

失敗を繰り返し、試行錯誤をするのが民主主義ですから仕方ないことなのですが、そのあいだに国民の意思とは無関係に原子力帝国が粛々とものごとを進めていくことには疑問が残ります。

2つの目の原発が爆発するまでは日本人の目は覚めないという人もいますが、2つ爆発してそれで本当に目が覚めるのか?といえばそれもはなはだ疑問ではあります。原子力帝国によって大手メディアが抑えられている以上、国民は真実を知らされず幾らでも民意は操作されてしまうのです。