Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

クレアのお父さんがオランダに滞在する最後の日ですが、あいにくの天気で非常に寒くなりました。明日からはまた天気が復活するらしいのですが、昨日から今日にかけてはイタリアに行く前のような感じに戻ってしまいました。なんともな〜としかいいようがありません。


原発事故が国民の健康や経済活動に与える甚大な影響というのは、ジワジワと首を絞めるようなものであって、短期的に眼に見えるものではないでしょう。そのために切羽詰った危機感を持ちにくく、内側からの自主的な改革というのはなかなか生まれない、生まれても軌道に乗らないのではないかと思われます。利権にぶらさがっている政治家や官僚、産業界や学問界の人々も、直接的に自分に被害が及んでいるという実感がないので、従来どおりでいいのだと思っているのでしょう。そうこうするうちに、気がついたときには症状が進行しすぎてもう手の施しようがない病気と同じようなことになるのではないでしょうか?