Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

新聞記者のレヴェル

こう次から次へと記者会見のストリーミングを見ていると、つくづく思うのですが、どうも日本の新聞記者というのは記者会見で的外れな質問ばかりします。骨のある、厳しくて&斬新な質問をする人は本当に少ないと感じます。記事を書く文章力や取材などの調査能力だけではなく、もう少しディベートの力を持っている人を選んで欲しいと思います。それから基本的な点を少しは予習してから会見に臨んで欲しいものです。僕のような素人でも知っているようなことを、わざわざ貴重な時間を使って質問するのは本当に興ざめです。

こうして記者会見が公開されていて、質問する記者も社名と名前を名乗るのですから、われわれ視聴者たちでそれぞれの記者の格付けをするべきではないでしょうか?きびしい評価のもとで、良いものは褒められ、ダメなものは淘汰されれば、全体のレヴェルが上がっていくのではないでしょうか?政治家や学者にも、同じような評価システムが働けば良いのではないでしょうかね?

「米紙ワシントン・ポスト(電子版)は29日、「経営者が雲隠れ」との見出しで、原発事故発生から2日後の13日以降、公の場に姿を見せていない東京電力の社長を批判する記事を掲載した。同紙は、問題が起きた際に連絡が取れなくなるのは、日本の経営者や政治家によくあることだと指摘。」ふむ。この困ったときに雲隠れとは、どこかで聞いたような話ですね。