パスポート
昨日(月)の午後に急いで大使館に向けて郵送したパスポートは、追跡機能によると今日の昼前には大使館に届いたようです。もし午後に作業していただけたのなら、明日の水曜日の発送で明後日には帰ってくるでしょうか?もう一日かかるなら、金曜日でしょうか?前回と同様に発送の連絡をもらえるでしょうから、それがくれば予想はつくようになります。たしか前回は日曜の朝7時半にメールで連絡がきて、その数時間後には届きました。
インフルエンザとヴィザ
木曜の夕方から寒気がして、夕食後に熱を測ったら38度あったので、バファリンを飲んですぐに寝ました。高熱が出て、体の節々がいたので、おそらくはインフルエンザだと思います。足かけ3日目にして平熱になって安心していたのですが、寝る前には微熱がもどってきました。つづく4日目の今日も、朝から日中は平熱でも寝る前になると微熱でダルい感じになります。なかなか許してもらえません。
一週間後には届くと言われていたヴィザをともなったパスポートが、日曜なのに午前中に配達されました。確認してみると、あきらかに2017年4月30日という期限の記述に間違いがあります。困りました、これでは航空券は買えません。仕方ないので、すぐに間違いがあった場合に申告するフォームをオンラインで送信しました。領事の判断にもとづいて指示のメールが来るようです。月曜に返事があり、すぐに直してくれれば良いなと思います。それまでは航空券を買えません。とほほ。
塩で揉む
38度の熱にうなされつつ、ネットを徘徊してたどりついた面白いブログです。
この方の話題作は、こちら。
同じテイストを感じさせる、これも気になってます。
東京を感じさせる3冊
3月8日(水)の銀座ソニービルでの『ジオコスモスの変容』出版記念イヴェントを前に、東京をテーマにした3冊を選んでくれと依頼されました。西洋文化史を扱った本の出版イヴェントのために、東京についての本を選ぶというのも、ちょっと無理筋です。2~3日ずっと考えているのですが、思考停止の状態にはまってしまったらしく、まったく浮かびません。今日もランチをともにした幾人かに相談してみましたが、どうも良いインスピレーションが湧きません。
ジオコスモスの変容: デカルトからライプニッツまでの地球論 (bibliotheca hermetica叢書)
- 作者: 山田俊弘,ヒロ・ヒライ
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2017/02/18
- メディア: 単行本
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そもそも1994年からずっと海外暮らしなので、「東京を感じさせる本」というものとの付きあいが希薄です。無理矢理に探すとしても、東京でのシンポから生まれた『知のミクロコスモス』では、苦しいですよね?同時に入れたいと思っているボッティチェリ本も、なぜこれが東京なのかといわれると答えに窮します。
知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー
- 作者: ヒロ・ヒライ,小澤実
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: 単行本
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ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎: ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット
- 作者: クリストフ・ポンセ,ヒロ・ヒライ,豊岡愛美
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2016/01/21
- メディア: 単行本
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家に帰ってベッドのなかでウンウンと唸っていると、ちょっと光が見えてきました。もしかして、いまの東京でなくて、昔の東京についてでも良いなら、そしてしかも小説でも良いなら、永井荷風の『墨東奇譚』は映画版も含めて好きですし、僕自身も一時期はペンネームに「玉ノ井」を使っていたこともありますので、これで良いかなと思うようになりました。
待ってくださいよ、古い東京でも良いなら、いっそのこともっと時代をさかのぼって江戸でも良いですよね?そうすると近代以前ということで、僕の仕事の世界ともなんらかのつながりがでてきます。ということで、江戸ものでは、この本が面白いのではないでしょうか?
これらの本は、僕がヨーロッパに渡る前の時期、つまり学者になる以前に馴染んだものばかりなので、僕のなかでのアートの時代(美術部+フリーター)ということになります。それなら、文学の立場からヴンダーカマーにとりくんだ、以下のものもありではないでしょうか?
ああ、これなら「コスモスグラフィア」(宇宙誌)ということで、『ジオコスモスの変容』のなかで議論されている大事な話題のひとつです。これは、お後がよろしいようです。
明日までに他にもっと良いアイデアが浮かばなければ、これで提出したいと思います。