最後のビリー
7本あった本棚ビリーの最後の1本も、ついに引きとり手が見つかりました。日曜日の10時に取りに来るようです。明日にでも分解します。
本の搬出!
昨晩は緊張のせいか、体調のせいか、よく眠れずに朝を迎えました。朝7時すぎに、おもて通りに出てみると、駐車禁止パネルはちゃんと置いてあり、2枚のパネルのあいだ車3台分のスペースには車が止まっていません。これで少し安心しました。
運送業者からの連絡をひたすら待っていると、9時すぎにいきなり中庭で大声でフランドル語を話している人々がいます。運送会社のエリックとモーリッツでした。とても気さくで陽気な二人組で、冗談ばかりいっています。7時にアントワープを出発したようです。まずは歓迎のためにコーヒーを入れました。これは家に職人さんなどを向かえるときのベルギーの習わしです。目録づくりを終えた彼らは、外部エレヴェーターを使えない家なので、4階から中庭まで人力で荷物をひとつひとつ下ろしていきます。最初は余裕の冗談ばかりでしたが、途中から汗まみれで言葉数も少なくなっていきました。ひとり20往復したことになります。ここまでで10時になっていました。
その後は、台車でおもて通りに駐車してあるトラックまで荷を運び、トラックのなかにある運送用のコンテナに荷を詰めて、最後に封印をします。この封印はアメリカに着くまで開かないようです。すべての作業は1時間半もかかりませんでした。最後に記念撮影としてポーズをとってもらい、チップに20ユーロを渡しました。
僕の方はすぐにタクシーを呼んで、駐車禁止パネルを郊外の業者に返しに行き、そこからバスでウチに帰ってきました。まだ12時前でしたが、自分で荷物を運んだわけではないのに、今日はもう気分的にクタクタとなりました。5月末からずっと準備していた作業が完了しました!
「ヘルメスの図書館」の入った40個のダンボール箱は、約8週間かけてベルギーから大西洋を横断してニューヨークを目指し、そこから陸路でフィラデルフィアに向かいます。通関に問題なければ、12月初旬に到着の予定です。
駐車禁止パネル その2
バスに乗って町の外にある業者のところに、駐車禁止パネルを借りてきました。空の大きな旅行カバンをもっていて、大きな道に出たところでタクシーを呼び、積んでウチの前まで持ってきて設置しました。タクシー運転手のマダムは親切な人でした。あとは本の搬出当日の金曜日まで、駐車禁止パネルが無事であることを祈ります。
駐車許可証
2回目のトライで、やはり町の外部からは引越し用のトラックを停める許可がとれないと引越し屋がいうので、仕方なく地区の警察署にどこに頼めば良いか質問しに行きました。すると窓口のお姉さんが、「この地区の住んでいるならココですよ」と答えてくれました。「助かりました!申し込みをお願いします」ということで、来週の金曜日(9月30日)を予約しました。火曜日には許可証がもらえるようです。税関のための書類づくりが終わってからの10日間は、この駐車許可の問題でヤキモキしつづけて何も手につかない状態でしたので、少し安心しました。ふう。
ただし来週からは天気が悪くなりそうなので、それが心配です。
おもひで
金曜の夕方から日曜の午後にかけて、オキ君夫妻がリェージュに遊びに来ました。二人とも美味しいもの好きですので、たっぷりと満喫できる3日間だったと思います。