Incomparable H

海外暮らし あしかけ25年

No, No, No

2018年ごろから、海外のDJたちが熱心に発掘して世界的に再認知されてきている日本の「シティ・ポップ」と呼ばれるジャンルのものを聴いているのですが、日本産のレア・グルーヴだと思っています。

 

ここのところ気に入っているのは、1990年代後半に活躍し、最近になって再評価されている具島直子さんの "No, No, No" (1998)です。Soul II Soul 系統のグランドビートにジャズ・ピアノを絡ませ、背後には The Stylistilics の "You Make Me Feel Brand New" (1974) を思わせるシタールの音色のような弦のアレンジ(山下達郎も "Get Back In Love Again" で使っていますね)。とにかくメローな一曲です。

 

また "No, No, No" と No を三回ほど繰りかえすサビのフレーズは、レゲエ・シンガー Dawn Penn の名曲 ”You Don't Love Me (No, No, No)” (1994) を感じさせずにはいられません。

 

アレンジャーがネリー・フーパーだったら、Sade の記念碑的な "No Ordinary Love" (1992) のミックスのように、もっとスネアのタメを入れて地を這うようなリズム隊にし、さらに良くなっただろうと想像します。

 

youtu.be

 

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マッサージ・ガン

以前にも何回かなったことなので、おそらくは姿勢の悪さに起因するのだと思うのですが、2週間前から首筋から左手にかけて強い痛みと痺れで、夜も満足に眠れずに苦しい日々を過ごしています。

今日はちょっとしたきっかけから、マッサージ器を検索していて、いまはマッサージ・ガンというものが流行していることを知りました。これは試さない手はないと、さっそく入手を決意しました。明日には発送される見込みで、試してみるのが楽しみです。

 

 

浅草キッド

ネットフリックスで、ビートたけしの自伝的な映画『浅草キッド』(2021年)を観ました。もとになった小説も、これ以前のドラマや映画も見ていませんが、もともと北海道テレビのヒット番組『水曜どうでしょう』のころから大泉洋のファンなので、彼が「たけし」の師匠役としての主演というだけでも、ずいぶんと満喫できました。

 

生来のヘソ曲がり屋なので、紅白でティン・パン・アレーが復活したとか、東京オリンピック関連のイヴェントとか、そういうウソくさい「電通ノリ」の企画モノが大嫌いなのですが、この映画は許せました。70年代の浅草が舞台だと思うのですが、60年代のイタリア映画などを感じさせるところもあります。

 

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大波

コロナの「濃度」、あるいは陽性者の割合は、全国の10倍が東京の23区部、さらにその10倍がオリンピック村だといわれています。また今回の大波は、昨春のニューヨーク州に匹敵するとも言われています。今春の大阪のように、東京が医療崩壊によって「火の海」になるのは目に見えています。この大波のインパクトで、かなり「揺れる」と想像されますので、しっかりとシートベルトをしめて、皆さん、どうか生命を守る行動を心がけてください。

2日前

もうこうなってくると、五輪の開会式で観客席にカメラが向けられたときに、そこに映っている人々の姿を見て呪詛の言葉が投げかけられることになるのでしょう。それを察して、来場を辞退する人も増えていると聞きます。すごいことです。